素敵な夜ですね。 今回の転職について整理する。
私はどういう人間か
kisihara.cと言います。IT開発職です。十年程度断続的にプログラミングに取り組んでいます(主に、同人活動を含む創作活動にて)。得意な言語はJavaScriptだったはずです。最近Rails、競技プログラミング(C#)にも取り組んでいます。ゲームが好きで、プレイする側としては高難易度or対人のアクションゲームを好みつつ、最近はVRSNS(VRChat)でイベント開催等もしています。
今回の転職でどこから何をなぜ目指したか
非IT営業からプログラマを目指しました。プログラマとはプログラミングを行う職業を指します。多くの理由がありますが、端的に一つ言うと、プログラミングで飯を食っていきたいと思ったからです。一応足掛け十年プログラミングをやっており(やり込んでいる人からすると児戯だと思いますが)、もっとたくさんプログラミングをしたいと思いました。
どうなったか
かなり望んだ通りの企業に転職できました。
- BtoCで、勘が働きやすそう
- ネット文化の文脈(ネット文化への貢献は将来的に絶対にやりたい事でした、まさかこんな早く成るとは思ってなかった)
- 望めばUnityも触れる
伺っている話だと、ずっと頑張っていきたいです。力不足な部分はありますのでまずは戦力外通告を受けないようキャッチアップがんばります。
どうやったか
最初に営業から未経験で転職するにあたり、当時はすでにITエンジニア転職バブルが破裂していました。ずっとプログラミングやってるのに迷惑な話だと思いながら、肺炎禍も被さりつつ、まずは飛び込んでみようとSESに入社しました。そこではお世話になったものの、SESという仕組み自体については悪感情ができました。生活苦・キャリア面から勤務を継続できないと判断し、再転職先を探しました。
プログラマになってからジュニアなりに実力をつけるために行った事は以下のとおりです。
どれも頭一つ抜けて極められたとはいえませんが、どれも選考によっては必要となった為、この戦略をとってよかったと思っています。なぜこの戦略を取ったかについては、根本的な説明は長くなるので書くにしても別エントリとなりますが、一言でいうと自分に最適な形で就職への最短経路だと思ったからです。
そうして、20件程度求人に応募したり、スカウトの面接を受けたりして、今回の仕事につくことができました。よかったです。
個別事例
500字・10社程度のメモ書きを持っています。参考にしたい方はDMで連絡いただけたらお渡し可能です。
選考総括
素振り程度のポートフォリオは役に立つ場面少なかったです。面接の種になる場面はあったくらい。やはり必要とされているのは作った素振り程度のものではなく、レベルの高いプロダクトという感じがしました。具体的に言うと、2社様から、「ユーザー満足を作れているプロダクトがあるか見ている」という話を伺い、2社様ともこちらから辞退した記憶があります。キャリアと生活苦の為、それを作り上げるまで転職を待てません。他、応募した中でgithubを見られた事は一切ありませんでした。
競プロは対コーディング試験で極めて役に立ちました。競プロ界隈では若輩ですが、時間制コーディング試験は全て通りました。エンジニアの方が面接官なら、面接の種にもなりました。ただ書類選考面で有利になった感じはないです。存在や内情を知らない方のほうが圧倒的に多いです。茶色(当時)だと足りなくて緑(AtCoder800レート~)は要るだけなのか、そうではなくそもそも着目する方の数が少ないのか、界隈全体の事まではわかりません。この状況が続けば緑になってからテック系大企業にまとまった数応募してみて様子を見るつもりでしたが、それはもう必要なくなりました。検証不能になります。
技術の学習は役に立つ場面がありましたが、どの学習が具体的に役に立ったというのが難しく、意識して学習できる事ではないと思いました。例えば参照渡しと値渡しの説明を求められ、興味本位で正答率の目安を聞いてみたところ「キャリアに関わらず(不正解者はいる)、答えられない方は答えられない」という話を伺いました。例えば知っているgemの数で技術力を測る面接があり驚きでした(ただ実際相関関係はありそうだと思いその点は面白かったです)。プログラミングスクールに通う事をおすすめする会社様もいらっしゃいました(例えばN高とかかなと聞き返したらそうではなく、「N高は難しいからやめておけ」との事でした)。何を聞かれるかは会社によると思うので、具体的に何をやればいいというのは存在しないはずです。
基本的には業界全体で人手不足なのだろうという感触がありました。その中の一人として頑張ります。
ここ一年睡眠時間をゴリゴリに削っていました。壊れてしまう前に内定貰えてよかったです。内定に伴って生活リズムを変えられます。今よりは長期的な視野で動く事だってできます。
反省点
基本的には自分に向いた方法かついい形でアプローチできる方法を取れたと考えます。
唯一反省点があるとすれば、ポートフォリオの作り方について、こだわりすぎて前に進めない時期を作ってしまった事です。あの数ヶ月が非常に惜しく、その後結局別のことを思いついてそちらを進めたのですが、さっさと切り替えて「できるようになってから戻ってくる」ような気持ちでよかったです。上達は螺旋を描くものだと知っていたはずなので、戦術眼がまだ足りないです。
総括
新しい職場ではまずはキャッチアップからになるものの、馴染めたらサーバーのパフォーマンス周りとUnityについて取り組んでいきたいです。戦力外通告されないようがんばります。マジで。
今後やりたい事については絶対また変わるタイミングあるだろうしちゃんとした文章書きたいと思っていますが、一段落で書くと以下のとおりです。技術力がほしい。もっと言うと、確固な学術的知識をベースにして動けるようにしたい。サーバーのパフォーマンス周り、クリエイティブコーディング/Unityなどの実践的な勘所を一通り抑えつつ、ゲーム/エンタメと親和性がある特定領域で修士になりたい。それらを用いて数字についても役割を持てるようになりたい。
各種アドバイス頂けた皆さんありがとうございました。twitter相互の方、引き続き技術の話させて下さい。鍛えてもっと技術力をつけたら、今後はもっと面白い趣味開発の話題持っていけると思っています。VRChatフレンドの方、今後気を抜く時間を作るので、とりとめないお話させてくれると嬉しいです。
やっていきます。よろしくお願いします。